1.地域を一つの生活圏として捉え、職住近接の働き方、暮らし方をつくる
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2.地域が必要としている仕事を顔の見える関係の地域密着でつくる
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3.地域の困った問題の解決や生活支援サービスを適度なビジネスで行う
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4.地域の身の丈にあった等身大の仕事を職住近接でつくる
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5.地域にある遊休資源を活用し地域事業として外部経済を獲得する
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6.地域の新しい社会づくり、共創づくりを地域のステークホルダーと並行して進める
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7.地域で失った内部経済を地域の協業協働で、すなわちコミュニティ・ビジネスで取り戻す
.以上の生き方、働き方、暮らし方を総合的に進めることから、新しい自分おこし、地域おこし、郷土愛が起きてくる。
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<日本の持続可能な地域共同体モデル:長野モデルの特長、県民人口 214万人のコミュニティ>
☆長野県は、日本一の長寿県であり、かつ世界長寿トップクラスのコミュニティである(かつての予防検診の後進県から医療・福祉の先進県へと変貌)
☆長野県には、顔の見える地域コミュニティ(地域共同体)が多数残っている
☆地域住民には、住民自治の長い歴史と伝統がある
☆地域共同体には、冠婚葬祭などを地域で作り上げる伝統と文化がある
野澤組の自治活動や諏訪神社の総代組織・御柱祭りもその一つ、そこには地域コミュニティのみんなが参加できる場と機会がある。最近は、その場に観光客も参加できる仕掛けが観光地としての魅力を一層高めている。そうした地域の生活に密着する観光を私は生活観光と呼んでいる。
信州新町では商店街振興組合のメンバーが、地域の冠葬祭をNPO事業(コミュニティ・ビジネス)として取り組んでいる。
☆子供から大人、高齢者まで、すべての年代で地域共同体に対する愛着心と誇りがありその気持ちが強い(信濃の国の唱和もその一つ)
☆かって江戸時代には寺子屋が1400か所もあり、日本一の設置数である。次世代の子供たちの教育に対して熱心な土地柄である。
☆新進気鋭の精神と勤勉な、暮らしを守る我慢強い風土がある
☆男性70歳以上の高齢者起業率は日本一である(緩やかに働くことができる場が、身近な地域コミュニティで作れることは、適度な緊張感を育み、健康にも良い)
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☆コミュニティ・ビジネスを新しい信頼のかたち、社会参加の場、新しい地域の働く場(多足のわらじ)としてとらえていることが、その証である。
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諏訪大社の御柱祭りは、6年に一度開催される1200年前からのコミュニティ・ビジネス(経済循環)活動の一つであると私は思っている。その準備段階からとらえるとその経済活動はもっと短サイクル化することになる。
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*長野県喬木村伊久間地区の事業発表会
*野沢温泉村の足湯と13の無料共同浴場
☆持続可能なコミュニティについて
国際ファーラムで講演する日本代表の細内信孝所長
(2016.11.1開催 韓国全州市)
コミュニティに関する細内所長の国際招聘講演は
2008年ソウル市、2010年ソウル市、2016年11月全州市、2016年12月完州郡の合計4回ある
パネルディスカッションに参加する細内所長
基調講演をする細内所長
日本、韓国、カナダからも研究者が参集し講演をする
岳人、学人、若人が集う信州の松本市
南信における市田柿産地の風景、椋鳩十の世界が広がる