埼玉女子短大概要
コミュニティ・ビジネス(地域・起業) (1年生/春学期/選択/2単位 )   担当:細内 信孝

科目名 コミュニティ・ビジネス(地域・起業)
科目の概要 自己雇用によって生きがいや働きがいを産み出す効果 とスモールビジネスを通して地域コミュニティに貢献できるコミュニティ・ビジネスについて理解し、市民起業、まちづくり活動による新しい生き方、働き方を知る。特に本学においては、地域での女性の起業に焦点をあて、企業に就職する他にもう一つの就職先が地域コミュニティにあることを学ぶ。春学期は、地域コミュニティをベースにした起業を扱う。
授業計画
項目
内容
1.コミュニティ・ビジネスとは何か(1) 1)時代背景 2)地域コミュニティを基点に 3)生活とビジネスを結ぶ 4)顔の見える関係
2.コミュニティ・ビジネスとは何か(2) 1)ボランティアと企業の中間 2)活動を支える人々 3)地域に与える効果  4)欧米の事例を日本に活かす
3.日本のコミュニティ・ビジネス(1) 1)市民団体のビジネス戦略 2)コミュニティ・ビジネスの萌芽(福祉、環境他)
4.日本のコミュニティ・ビジネス(2) 1)女性の新しい自己実現 2)コミュニティ・ビジネスの萌芽(女性、まちづくり他)
5.日本のコミュニティ・ビジネスの特徴 1)新しい社会関係 2)コミュニティ・ビジネス・モデル 3)コミュニティ・ビジネス評価の視点
6.イギリスのコミュニティ・ビジネス 1)イギリスでの効果と実状 2)運営構造と事業内容 3)グラスゴー市の事例
7.イギリスの地域交換取引システム(レッツ) 1)レッツの仕組み 2)レッツの多様な効果 3)レッツをめぐる問題点
8.イギリスの住民主導による地域経営 1)イギリスの開発トラスト(まちづくり会社) 2)イギリスの住民主導による地域経営の特徴(CB、LETS、DT)
9.中間のまとめ 1〜8までの復習と現場のスライドやビデオ学習
10.新しいまちづくり活動 1)学習型のいきいきまちづくり活動 2)地域一体型のコミュニティ産業 3)市民起業家による新しいまちづくり
11.新しいまちづくり活動 1)学習型のいきいきまちづくり活動 2)地域一体型のコミュニティ産業 3)市民起業家による新しいまちづくり
12.コミュニティ・ビジネスの問題認識 1)地域コミュニティを元気にするとは 2)コミュニティにビジネス視点を導入 3)NPOとコミュニティ・ビジネス
13.まちづくりを支援するインターミディアリー 1)コミュニティ・ビジネスを支援するインターミディアリー(中間支援機関) 2)インターミディアリーの役割
14.女性が主役の地域インターミディアリー 1)地域では女性が主役 2)女性のネットワーク活動 3)女性のSOHO
15.まとめ 10〜14までの復習と総まとめ
テキスト 細内信孝著「コミュニティ・ビジネス」中央大学出版部、1999 
参考図書 細内信孝監修・共著「少子高齢社会を支える市民起業」日本短波放送、1999
加藤敏春著「創業力の条件」ダイヤモンド社、1999
評価の方法 講義への出席を重視し(50%)、試験(課題レポート)の結果 (50%)と併せて単位を認定する。
注意事項 試験(課題レポートの作成)はテキスト・参考図書・ノートの持ち込み可。スライドやビデオを使った授業も予定している。

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